【Factor One 徹底解説】最速22%の衝撃。-ラディカルすぎる最新エアロレーシングバイクの正体

フレーム

■ まず最初に言っとく。ネタ元は「Cycling Weekly」だ

今回の話、
適当な噂話でも、メーカーの広報資料丸写しでもねえ。

情報のネタ元は「Cycling Weekly」
あの、イギリスの老舗中の老舗、
ワールドツアーもプロ機材も散々見てきた、
“目が肥えすぎて何でも疑う連中”だ。

そのCycling Weeklyが、
設計エンジニア本人を引っ張り出して、
実測・思想・意図まで踏み込んで取り上げたのが――

Factor One

つまりこれは
「速そうだね〜」みたいな話じゃない。

👉 プロトンの現実と、設計思想が直結した話だ。

その前提を頭に叩き込んだ上で、
ここから先を読んでくれ。


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■ まず言っとく。これは「いい人のバイク」じゃねえ

最近のエアロロード?
どれも似た顔して、優等生みたいなツラしやがってよ。
速いけど、角がない。
尖ってるフリして、実は丸い。

そんな中でだ。

Factor One
こいつは違う。
見た瞬間に言われるやつだ。

「え、なにこれ…ちょっと変態じゃない?」

……バカヤロウ。
変態じゃねえ。“必然”だ。

速さを突き詰めたら、
「こうなっちゃった」だけの話だ。
遠慮?配慮?万人受け?
そんなもん、スタートラインに置いてきてる。


■ 数字は嘘つかねえ。まず空力性能の話をしようか

感情論は後だ。
まずはデータで殴る

Factorの公式比較によると、Factor Oneは──

  • Astro 2 比 +8%
  • 2024 Cervelo S5 比 +15%
  • Specialized Tarmac SL8 比 +22%

速い。

22%って何だよ、って話だが、
これを40〜50km/hのレーススピード域で考えてみろ。

  • 逃げでの巡航
  • 集団先頭での牽引
  • ゴール前のスプリント前段

ワット換算で言えば、数十Wレベルの差だ。
これは「気持ちいい」とか「フィーリングがいい」とかの話じゃない。

👉 勝つか、負けるか。

その分岐点だ。


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■ 設計思想:Graham Shriveは何を考えてたのか

設計エンジニア、Graham Shrive。
この人、話を聞くと分かるけど、
「奇抜なことやりたい」タイプじゃねえ。

むしろ真逆。

  • 短いクランク
  • 太いタイヤ
  • プログレッシブ・ライディングフィット

今のワールドツアーで
“結果が出てる要素”を全部拾って、再構築してる。

重要なのはここだ👇
これは「流行をなぞった」設計じゃない。

👉 レース現場から逆算した設計だ。

ワールドツアーで実際に
・どんなポジションが出力を維持できるか
・どんな姿勢が終盤で垂れないか
・どんなジオメトリが“最後に踏めるか”

そこから逃げずに作った結果が、Factor One。


■ 76°シートチューブ角? トライアスロンじゃねえぞ

はい出ました。
76度。

数字だけ見て言うやついる。

「え、TTバイクじゃん」

違ぇよ。
理解が浅ぇ。

76°の意味は一個しかねえ。

👉 ライダーの重心をBBの真上に持ってくること。

これで何が起きるか?

  • ペダリング時のトルクが逃げない
  • ハムとケツ筋が“仕事をサボらない”
  • 高ケイデンスでも踏み負けない

要するに、
踏んだ分だけ前に進む

これはトライアスロン的じゃない。
ロードレースの“踏み合い”に最適化した結果だ。


■ ウィング型コックピット? 見た目で判断すんな

また言われる。

「なにこの羽…」

うるせえ。

これ、ステム一体型を捨てた結果なんだよ。

理由は3つ。

  1. 最大35mmのフィット調整幅
  2. 高剛性
  3. UCI規制への確実な適合

最近の一体型コックピット、
正直「合わなきゃ終わり」だろ?

Factor Oneは違う。

👉 攻めたポジションを“安全に”成立させるための構造

奇抜?
いや、むしろ現実的だ。


■ で、乗り味はどうなんだよ?って話

ここが一番面白い。

乗った人の評価、これだ。

「……普通」

褒めてる。

エアロ特化で、
フロント剛性バキバキで、
こんな見た目してて、

「普通に扱える」

これ、相当すごい。

  • 高速域での直進安定性
  • ハンドリングの破綻なし
  • コーナー進入でビビらない

エンデュランスみたいな優しさはない。
でもな、

👉 **レースマシンとして“正しい挙動”**をしてる。


■ Factorラインナップでの立ち位置

Factorは3本立てだ。

  • O2 VAM:軽さの暴力
  • Ostro VAM:万能型オールラウンダー
  • Factor One:平坦・スプリント特化

……って思うだろ?

違う。

Factor One、山でも使う気満々だ。

重量7.4kg(プロは7.2kg)。
今どき、軽い。

つまりこれは
👉 「平坦特化に見せかけた戦術兵器」

使い手次第で化ける。


■ 値段? 高いよ。で、それが何か?

フレームセット:
約6900ポンド。

完成車:
約1万900ポンド〜。

高ぇ?
ああ、高ぇよ。

でもな。

  • 専用設計フレーム
  • 専用コックピット
  • UCI前提開発
  • ワールドツアー実戦投入

これで安かったら、
逆に怖ぇだろ。

👉 これは「高い」のではなく、「本気」なだけだ。


■ 結論:これは“踏み絵”だ

最後に言っとく。

Factor Oneは万人向けじゃない。

・楽したい人
・無難が好きな人
・「普通」で満足できる人

そういう人は、やめとけ。

でもな。

  • 速さを本気で求めて
  • 理屈を理解して
  • 他と同じが我慢ならない

そんな奴には──

👉 これ以上、合理的なエアロロードはねえ。

で、どうだ?

このバイク、
受け入れるか?拒否するか?

好き嫌いで決めろ。
でもな、

理解した上で嫌うなら、
それはそれで──
立派な上級者だ。

次は、あんたの番だ。

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