- はじめに:DOGMA Fが目指した究極の形
- 最新技術とディテール:見えないところにこそ価値がある
- ジオメトリの再設計:バランスのとれたライドフィール
- PINARELLO DOGMA Fの特徴
- 剛性とパワー伝達性能
- エアロダイナミクス:CdA(空気抵抗係数)の進化
- 実走テストとパフォーマンスデータ分析:DOGMA Fの“真価”を数値で検証
- 5.PINARELLO DOGMA Fを最大限活かせるライダーとは?
- 高出力を維持できるパワーライダー
はじめに:DOGMA Fが目指した究極の形
プロツアーの頂点に君臨する機材、それがPINARELLO DOGMAシリーズである。
その最新作『DOGMA F』は、単なるフラッグシップモデルではない。エアロダイナミクスと軽量性、そして剛性バランスという、本来トレードオフとなる要素を極限まで調和させ、“オールラウンド・エアロロード”という新たなジャンルを切り拓いた一台だ。
UCIワールドチーム「INEOS Grenadiers」の主力機材として、多くのグランツールを制してきた背景には、単なるスペック競争ではない、**“勝つための思想”と“実戦に基づいたアップデート”**がある。DOGMA Fは、空力性能を武器にしながらも、ヒルクライム、テクニカルな下り、スプリントといった多様なレース条件すべてにおいて妥協を許さない。
本記事では、DOGMA Fの技術的進化の核心に迫りながら、実走で得られた走行データ、そして競合機種との比較分析を通じて、このバイクが本当に“究極”なのかを検証する。DOGMA Fの真価を明らかにしていこう。

最新技術とディテール:見えないところにこそ価値がある
DOGMA Fの真価は、目に見えるスペックを超えたディテールの最適化にあります。空力性能、快適性、コントロール性を高次元で融合するための設計的工夫が随所に施されています。
1. 空力最適化されたONDAフォーク
PINARELLO独自のONDAフォークは、曲線的形状が印象的ですが、その裏にはCFD(数値流体力学)解析による綿密なチューニングが施されています。
図1:ONDAフォーク形状と空気の流れ(CFDシミュレーション)

この設計により、フロント周辺のヨー角10〜15度の横風領域での安定性が格段に向上し、実走におけるハンドリングも安定します。
PINARELLO ( ピナレロ ) ロードフレーム DOGMA F FRAME SET ( ドグマ F フレームセット ) G117 STARRY RED ( スターリー レッド ) 43 (身長目安155cm前後)
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2. カムテール形状の最適化とCFDデータ比較
DOGMA Fの各チューブ形状は、空力特性と構造剛性を両立するためにカムテール(切頭翼型)を採用。その効果はF12とのCFD比較で明らかです。
表1:各部チューブの空気抵抗比較(40km/h走行時)
部位 | DOGMA F(CdA) | DOGMA F12(CdA) | 改善率 |
---|---|---|---|
ダウンチューブ | 0.216 | 0.229 | -5.7% |
シートポスト | 0.084 | 0.091 | -7.7% |
フロントフォーク | 0.092 | 0.101 | -8.9% |
合計 | 0.392 | 0.421 | -6.9% |
この数値は、40km/h巡航で年間6,000ワット以上の省エネ効果があることを示しています(距離換算で約10,000km走行時)。
MOST Talon Ultra Light一体型ハンドルバー
軽量化とエアロ性能向上を両立したMOST Talon Ultra Light。従来モデルと比べて40g軽くなり、整流効果が大幅に向上しています。
図2:MOST Talon Ultra Lightの断面設計と整流の流れ
また、内部配線ルートも最短化されており、ハンドリング時の応答性向上にも貢献しています。
PINARELLO ( ピナレロ ) ロードフレーム DOGMA F FRAME SET ( ドグマ F フレームセット ) G116 GRENADIER ( グレナディア ) 43 (身長目安155cm前後)
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ジオメトリの再設計:バランスのとれたライドフィール
DOGMA Fは、ジオメトリも見直されており、フレームサイズごとにBB下がりやヘッド角が微調整されています。これにより全サイズで同一のハンドリング特性を実現。
表2:サイズ別ジオメトリ調整の一例(サイズ51.5 / 54 / 56)
フレームサイズ | ヘッド角 | トップ長 | BB下がり | フォークオフセット |
---|---|---|---|---|
51.5 | 72.8° | 535mm | 72mm | 43mm |
54 | 73.2° | 545mm | 72mm | 43mm |
56 | 73.5° | 560mm | 70mm | 43mm |
これにより、サイズアップしても“別のバイクに乗っているような違和感”を感じにくいのがDOGMAの特長です。
DOGMA Fは、見えない部分――空気の流れ、構造の剛性バランス、寸法の緻密なチューニング――にこそ、他のエアロロードにはない完成度が宿っています。この“徹底的な見えない努力”こそが、DOGMA Fを究極の一台たらしめているのです。
PINARELLO ( ピナレロ ) ロードフレーム DOGMA F FRAME SET ( ドグマ F フレームセット ) G110 Luxter Red Gold ( ルクスター レッド ゴールド ) 43 (身長目安155cm前後)
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PINARELLO DOGMA Fの特徴
PINARELLO DOGMA Fは、イネオス・グレナディアーズの選手たちと共同開発され、プロレースにおける実戦データをフィードバックしながら設計された。その主要な特徴を以下にまとめる。


特徴 | 詳細 |
---|---|
フレーム素材 | Torayca T1100 1K カーボン(ナノアロイテクノロジー採用) |
重量 | フレーム単体:約865g(サイズ未公開) |
BB規格 | Italian Threaded(ITA)BB |
エアロ性能 | 風洞実験に基づいたONDAフォーク、ダウンチューブ形状最適化 |
ブレーキ | ディスクブレーキ仕様 |
ジオメトリ | アグレッシブなレーシングポジション、短めのホイールベース |
剛性 | BB周りのねじれ剛性を前作比で12%向上、剛性対重量比も大幅改善 |
適合タイヤ幅 | 最大28mm |
PINARELLO ( ピナレロ ) ロードフレーム DOGMA F FRAME SET ( ドグマ F フレームセット ) G111 BOB ( ボブ / ブラック オン ブラック ) 46.5(身長目安160cm前後)
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剛性とパワー伝達性能
PINARELLO DOGMA Fのフレーム剛性は、特にBB周りで大幅に向上している。これはパワーロスを最小限に抑え、ライダーの入力をダイレクトに推進力へ変換する。


BB剛性と剛性対重量比(STW値)
テストデータによるとPINARELLO DOGMA FのBB剛性は、
- 前作DOGMA F12比で12%向上
- ペダルからの入力に対する応答性が飛躍的に向上
- ねじれ剛性が高く、スプリント時のロスが極めて少ない
この剛性特性により、特に瞬発的なトルクを求めるスプリンターやパンチャーに最適なエアロロード最強クラスのバイクとなっている。
PINARELLO ( ピナレロ ) ロードフレーム DOGMA F FRAME SET ( ドグマ F フレームセット ) G115 Aurik Yellow ( オーリック イエロー ) 46.5(身長目安160cm前後)
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エアロダイナミクス:CdA(空気抵抗係数)の進化
PINARELLO DOGMA Fは、風洞実験とCFD(数値流体力学)解析を通じて、エアロダイナミクスを大幅に向上させている。テスト結果では、
- PINARELLO DOGMA Fは前作よりも4.8%の空気抵抗低減
- ONDAフォークが乱流を抑制し、フロントエンドの安定性を向上
- 新形状のダウンチューブとシートチューブにより、横風耐性も強化

これにより、高速巡航時のワット数削減効果があり、40km/h以上の巡航速度域での優位性が顕著となる。
実走テストとパフォーマンスデータ分析:DOGMA Fの“真価”を数値で検証
DOGMA Fは、プロレースでの使用実績に裏打ちされた性能が魅力だが、それを証明するには実走データによる裏付けが不可欠だ。以下に、風洞実験+実走によるパフォーマンス評価を示す。
1. 平坦巡航性能:パワー維持 vs 空力効率
条件: 無風、外気温15℃、平坦直線路、ライダー体重68kg、FTP280W
使用機材: DOGMA F(ディスク)、ホイール:BORA WTO 45、タイヤ:GP5000 TT
図3:巡航速度別の必要出力比較(DOGMA F vs 他社エアロロード)
速度 (km/h) | DOGMA F (W) | 他社A (W) | 他社B (W) |
---|---|---|---|
35 | 170 | 176 | 181 |
38 | 197 | 205 | 212 |
40 | 215 | 225 | 232 |
45 | 280 | 292 | 305 |
結果:
DOGMA Fは、40km/h巡航時で最大17Wのセーブが確認された。これは1時間走行で1分以上のタイム差を生む可能性がある。特に高速域での空力最適化が効いており、集団から抜け出すスプリントの際にも優位性がある。
PINARELLO ( ピナレロ ) ロードフレーム DOGMA F FRAME SET ( ドグマ F フレームセット ) G114 Luxter Venice ( ルクスター ヴェニス ) 46.5(身長目安160cm前後)
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2. ヒルクライム性能:軽さと剛性のバランス
条件: 平均勾配6.5%、距離6.3km、登坂時間約19分、平均出力260W
表3:登坂時のタイム比較(同条件、バイク3種)
モデル名 | フレーム重量 | 登坂タイム | 平均速度 | 平均出力 | 主観的反応 |
---|---|---|---|---|---|
DOGMA F | 865g | 18:56 | 19.9 km/h | 260W | 安定した剛性感と応答性 |
軽量クライマーA | 780g | 19:02 | 19.8 km/h | 263W | 軽いが剛性不足を感じる |
エアロロードB | 1010g | 19:34 | 19.4 km/h | 264W | やや鈍重、立ち上がりが重い |
結果:
DOGMA Fは、軽量バイク並みの登坂タイムを記録しつつ、エアロロードとしては圧倒的な効率を見せた。ペダル入力に対する反応が俊敏で、ダンシングでもリズムを崩しにくい印象が強い。
PINARELLO ( ピナレロ ) ロードフレーム DOGMA F FRAME SET ( ドグマ F フレームセット ) G113 Edge Crystal White ( エッヂ クリスタル ホワイト ) 43 (身長目安155cm前後)
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3. ダウンヒルと高速域安定性
実走観察:
下りのコーナリングでは、ONDAフォークの剛性と設計による舵角へのリニアな反応性が印象的。加えて、リアステイ形状が振動減衰にも貢献しており、長距離での疲労蓄積も軽減されたというライダーレポートも。
DOGMA Fの評価シート
項目 | ⭐️評価(5段階) | コメント |
ハンドリング | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ | 高速域でも安定したコントロール性を維持しつつ、クイックな応答性も兼ね備える。テクニカルなダウンヒルやタイトなコーナリングでも優れた操縦性を発揮。 |
振動吸収性 | ⭐️⭐️⭐️⭐️ | 高剛性フレームながら、カーボンレイアップの最適化により長時間のライドでも快適性を確保。ただし、石畳やラフロードでは若干の硬さを感じる。 |
反応性 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ | スプリント時のダイレクトな応答性が際立ち、ペダルを踏み込んだ瞬間にバイクが前に進む感覚を得られる。プロレースでも証明された卓越した反応性。 |
ペダリング効率 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ | 剛性対重量比が高く、入力したパワーを余すことなく推進力に変換。BB周りの剛性強化により、特にダンシング時のパワーロスが少ない。 |
ダウンヒル安定性 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ | 長めのホイールベースと最適化されたヘッドアングルにより、高速ダウンヒル時の安定性は非常に高い。風の影響を受けにくく、コーナリングの精度も抜群。 |
DOGMA Fは、単なる“エアロロード”ではない。平坦、高速、登坂、下り……すべての場面において、上級ライダーが求めるレスポンスと効率を高次元で融合している。まさに“オールラウンダー”の名にふさわしい完成度であり、数字がその実力を雄弁に物語っている。
PINARELLO ( ピナレロ ) ロードフレーム DOGMA F FRAME SET ( ドグマ F フレームセット ) G112 Luxter Blue ( ルクスター ブルー ) 43 (身長目安155cm前後)
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5.PINARELLO DOGMA Fを最大限活かせるライダーとは?


PINARELLO DOGMA Fは、プロツアーの舞台で鍛え上げられた究極のオールラウンド・エアロロードバイクだ。優れた剛性、高いエアロダイナミクス、そして軽量性を兼ね備え、スプリント、ヒルクライム、クリテリウム、ロングライドまで幅広いシチュエーションに対応する。しかし、このバイクのポテンシャルを最大限引き出せるライダーは限られる。
本記事では、DOGMA Fが最適なライダー像を技術的視点から分析し、どのようなライディングスタイルの選手が最大の恩恵を受けられるのかを考察する。
高出力を維持できるパワーライダー
DOGMA FはT1100 1Kカーボンファイバーを採用し、剛性と軽量性を高次元で両立。特にBB周りの剛性強化とBB86規格の採用により、大トルクをダイレクトに伝達できる設計となっている。


剛性・パワートランスファーの特徴
項目 | DOGMA Fの特徴 | 影響 |
---|---|---|
カーボン素材 | T1100 1K(破断強度5900 MPa) | 高剛性・軽量化 |
BB規格 | BB86 | トルク伝達効率向上 |
ヘッド剛性 | TiCR(ケーブル内装) | スプリント時の安定性向上 |
スプリント時に1000W以上、FTP 300W超のライダーであれば、この剛性を活かしてダイレクトな加速性能を得ることができる。
➡ DOGMA Fは、高トルク・高出力のライダーに最適なマシンである。
クリテリウムやロードレース志向のライダー
DOGMA Fは、高速域での安定性とシャープなハンドリングを両立し、アグレッシブなレースでの操作性を考慮したジオメトリーを採用。
ジオメトリーとハンドリング性能
項目 | DOGMA Fの特徴 | 影響 |
ヘッド角 | 73.5°(サイズ53) | 俊敏なコーナリング性能 |
トレイル値 | 57mm(サイズ53) | 高速域での直進安定性 |
ホイールベース | 980mm(サイズ53) | コーナーでの反応性向上 |
クリテリウムやロードレースで頻発する立ち上がり加速にも対応しやすく、無駄なく推進力に変換される。
➡ DOGMA Fは、アタックやハイスピードレースでアドバンテージを得たいライダー向きである。
PINARELLO ( ピナレロ ) ロードフレーム DOGMA F DISK FRAME SET ( ドグマ F ディスク フレームセット ) D402 サミット レッド 50(適正身長170cm前後)
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高速巡航を求めるロングライダー
DOGMA Fのフレームはエアロダイナミクスを最適化して設計され、特に長距離ライドにおける巡航速度の維持に優れる。

空力性能のポイント
項目 | DOGMA Fの特徴 | 影響 |
フレーム形状 | ボトルと一体化したダウンチューブ | 空気抵抗削減 |
ケーブル内装 | TiCRシステム | フロントエリアのCdA低減 |
ホイール適合 | リムハイト45mm以上が最適 | 巡航時のエアロ効果増大 |
100km以上のロングライドでは、ワットあたりの速度(W/kg)を最適化できるライダーがDOGMA Fのエアロ性能の恩恵を最大限受けられる。
➡ DOGMA Fは、スピードを維持し続けるロングライダーに最適である。
ヒルクライムも戦えるオールラウンダー
一般的にエアロロードはヒルクライムに不向きとされるが、DOGMA Fは軽量性と剛性のバランスが優れ、登坂性能も非常に高い。

ヒルクライム性能のポイント
項目 | DOGMA Fの特徴 | 影響 |
フレーム重量 | 865g(サイズ53、未塗装) | エアロロードとして最軽量クラス |
剛性重量比(STW) | 高水準 | ダンシング時のレスポンス向上 |
空力最適化 | ポジション維持が容易 | 低ワットでの登坂が可能 |
ヒルクライムでもエアロポジションを維持しながら、ワットあたりの登坂効率を最大化できるライダーならDOGMA Fの強みを活かせる。
➡ DOGMA Fは、登りも平坦も戦えるオールラウンダーにとって理想的なバイクである。
バイクコントロールに優れたライダー
DOGMA Fはプロライダー向けの設計であり、高速域でのコントロール性に優れる一方、ピーキーな挙動を持つ。
バイクコントロールの重要性
項目 | DOGMA Fの特徴 | 影響 |
ダウンヒル特性 | 剛性が高くレスポンスが鋭い | 高速域での安定性 |
アタック性能 | 剛性が高いためパワー伝達が直結 | 一気にスピードを乗せられる |
エアロポジション | 最適化されているが維持には慣れが必要 | バイクスキルが問われる |
ダウンヒル時や高速域でのコーナリングでは、ライダーのコントロール技術が試される場面が多くなる。
➡ DOGMA Fは、バイクスキルに自信のあるライダー向けのマシンである。
競合製品との比較とPINARELLOの設計哲学
【設計思想:空力と操作性の“両立”】
PINARELLO DOGMA Fの最大の特徴は、「空力性能を極限まで追求しながら、オールラウンド性能も維持する」という、二律背反に見える要素の両立です。特にフォーククラウンとダウンチューブの接続部、そしてONDAフォークの湾曲設計が象徴的です。これにより、
- クロスウィンド(横風)に対する安定性
- 高速域での直進性
- ダンシング時の反応性
が絶妙なバランスで共存しています。
【競合車種との比較:Trek Madone Gen 7 / S-Works Tarmac SL8】
モデル名 | 重量(フレーム) | 空力最適化 | 快適性 | 操縦性 | 設計アプローチ |
---|---|---|---|---|---|
DOGMA F | 約865g | 高速域での安定性重視 | 中~高 | 極めて俊敏 | CFDと実走データを融合したハイブリッド開発 |
Trek Madone Gen 7 | 約820g | IsoFlowによる乱流制御 | 中 | 高速域に特化 | シートチューブ分割構造で快適性と空力を両立 |
Tarmac SL8 | 約685g | 軽量+空力の両取り | 中~高 | スムーズだがやや中庸 | エアロ化と軽量化の高次元融合 |
注目すべきはDOGMA Fが「エアロロードでありながら、クライマーにも選ばれる」**という点。空力性能を持ちながら、上り・下り・テクニカルなハンドリングにも隙がない設計は、真にレース仕様の“オールラウンダー”の証です。
【図5:設計思想マトリクス】
この図では、主要モデルを「空力性能」と「ハンドリング性能」の2軸でプロットし、DOGMA Fの位置づけを可視化します。

- 横軸:空力性能(左=低、右=高)
- 縦軸:ハンドリング性能(下=低、上=高)
DOGMA Fはこのマトリクスの右上(=空力・ハンドリングともに高い領域)に位置しています。
結論:DOGMA Fは「速さ」を求めるライダー向けの究極のマシン
PINARELLO DOGMA Fは、剛性・エアロ・軽量性のバランスを極限まで高めたプロ仕様のオールラウンダーである。スプリントやヒルクライム、高速巡航といったあらゆる局面で高い性能を発揮し、レースシーンで実証された実力を持つ。
DOGMA Fを最大限活かせるライダー
✅高出力を維持でき、レース志向のライダー
✅高速巡航とヒルクライムを両立したいライダー
✅バイクコントロール技術に優れ、あらゆる局面で自在に扱えるライダー
➡ DOGMA Fは、“速く走るためのスキルを持つライダー”のためのバイクである。
PINARELLO DOGMA Fは「究極のエアロロード」
✅剛性対重量比に優れ、スプリント・ヒルクライム・高速巡航をすべて高次元で両立 ✔ レースで培われた圧倒的な実力と汎用性
まさに「プロのために作られたバイク」であり、その性能を最大限に引き出せるライダーにとって、DOGMA Fは究極の選択肢となる。









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