――最初に言っとく。
「結局どれが一番速いんだ?」って答えを探してる人、今日ちょっとガッカリするかもしれない。
でもな、代わりに*無駄に悩まなくて済む安心感”は持って帰ってくれ。
今回のネタは、
Cyclingnewsがスポンサーなし・自腹でやった2024年の11台スーパーバイク風洞テスト。
これを日本向けに噛み砕いて、
しかも「じゃあこの先どう追いかけるの?」って運営の話まで含めてまとめた、
いわば進捗レポート兼・思考整理ドキュメントだ。
ランキングでキャッキャしたい人向けじゃない。
数字を理解した上で、ちゃんと沼にハマりたい大人向けだ。
【ワイズロードオンライン】
■ まず、このテストは信用していいのか?
結論から言う。
かなり信用していい。
なぜか。
この風洞テスト、
・スポンサーなし
・広告案件ゼロ
・Cyclingnewsが自腹で風洞代払って
・バイクは購入 or 借用
・結果は有料記事で公開
……要するに、忖度したら元が取れねえ構造になってる。
場所は
Silverstone Sports Engineering Hub(SE Hub)
――F1絡みの連中がウロウロしてる、あのガチな施設だ。
しかも偉いのが、
「これが最終的な序列です!」って言ってない。
誤差も、条件依存も、ヨー角の話も、全部書いてる。
最近多いだろ?
「史上最速!」「革命的!」って言い切るやつ。
ああいうのに胃もたれしてる人間ほど、
このテストは相性いい。
■ テスト方法:CdAを“数字遊び”で終わらせない工夫
測ってるのはおなじみ
CdA(抗力係数 × 前面投影面積)。
基準速度は40km/h。
「プロのスピードじゃん」って言うな。
これは比較用の共通言語だ。
測定は2パターン。
・バイク単体
・ライダーオン(30秒走/ケイデンス90rpm)
で、ここ重要。
評価の主軸はライダーオン。
なぜなら――
フレーム単体が速くても、
人間が乗った瞬間に全部台無し、なんてザラだからだ。
さらに比較を分かりやすくするために、
ベースラインを設定している。
■ ベースライン:2015 Trek Emonda ALR
これがまたいいチョイスだ。
・2015年
・アルミ
・リムブレーキ
・外装ワイヤー
・重量8.45kg
・105 R5800
要するに
「ちょっと前の、普通に速かったロードバイク」。
このバイクを基準に、
- 40km/hで何W削減できたか
- 250W固定で40km走ったら何分縮むか
を全車共通で出している。
これがあるから、
「で、俺のバイクより速いの?」
って問いにちゃんと答えられる。
■ 結果:で、どれが最速なんだ?
はい来ました。
みんな大好き最速論争。
結論から言う。
Specialized Tarmac SL8がライダーオンで首位。
S-WORKS TARMAC SL8 試乗インプレ|史上最速エアロロードの魅力と進化ポイント – Fun Ride Hub 楽しむロードバイク情報: 【2024年最新】11台のスーパーバイク風洞テスト比較 CdA・ワット削減から見えた“本当に速いロードバイク”
僅差で
Trek Madone Gen8
Madone カーボン
TREK ( トレック ) ロードバイク MADONE SLR9 AXS GEN8 ( マドン SLR9 AXS GEN8 ) エラホワイト XS ( 身長目安155cm前後 )
TREK ( トレック ) ロードバイク MADONE SLR9 AXS GEN8 ( マドン SLR9 AXS GEN8 ) ネイビースモーク XS ( 身長目安155cm前後 )
TREK ( トレック ) ロードバイク MADONE SLR9 GEN8 ( マドン SLR9 GEN8 ) カーボンレッドスモーク XS ( 身長目安155cm前後 )
Factor Ostro VAM
FACTOR OSTRO VAM──コイツぁプロ仕様だバカヤロウ! – Fun Ride Hub 楽しむロードバイク情報: 【2024年最新】11台のスーパーバイク風洞テスト比較 CdA・ワット削減から見えた“本当に速いロードバイク”
が続く。
――が。
差、めちゃくちゃ小さい。
ヨー角が変われば順位が入れ替わる。
測定日が違えば変わる。
誤差を含めたら
1位主張できるバイクが7台あってもおかしくない。
これが現実。
■ 数字で見るとどうか?
ベースライン(Emonda ALR)比で、
- 40km/h:16.65〜32.29W削減
- 30km/hでも:7.03〜13.62W削減
ここでピンと来ない人、
Zwiftで13W余分に出してみ?
地獄だぞ。
「ちょっと頑張れば出るでしょ」
→ 出ねえよ。
→ 30分後に脚終わってる。
つまり、
エアロは魔法じゃないけど、現実的にクソ効く。
■ ただし言うぞ。エアロは“万能”じゃねえ
ここが一番伝えたい。
現代のスーパーバイク、
全部速い。マジで。
数ワットの差を
「勝ち」「負け」で語るのは、
正直もう時代遅れ。
なぜなら――
- 誤差で簡単にひっくり返る
- ヨー角で評価が変わる
- フィット・ポジションで全部台無しになる
だからだ。
「最速かどうか」で悩みすぎなくていい。
■ じゃあ、何を優先すりゃいい?
ここから実用編だ。
① フィット
これ最優先。異論なし。
② 乗り味・剛性感
合わないバイクは、どんなに速くても踏めない。
③ 見た目
笑うな。
テンション上がるかどうかは、出力に影響する。
④ 空力
ただし**“セットアップ全体”で考えろ。**
で、ここ重要。
■ 金の使い方を間違えるな
Cyclingnewsの別テストでも出てるが、
バイクの差より、ヘルメットの差のほうがデカいことがある。
つまり――
フレームに100万円突っ込む前に、
- エアロヘルメット
- ポジション最適化
- ホイール
ここやれ。
高い=正解じゃない。
考えて使う=速い。
■ だからこの企画は続ける
ここまで読んでくれた人には、正直に言う。
この情報、
単発で終わらせるのが一番もったいない。
だから、
- Cyclingnewsの年間購読を継続
- 2025年モデル(Factor One、新型S5、Y1Rs等)も追う
- 毎週金曜配信
- 同一ベースライン・同一指標で積み上げる
**「比較できるアーカイブ」**を作る。
夢を煽りっぱなしにしない。
でも冷めすぎもしない。
■ 最後に一言だけ
最速論争に疲れなくていい。
現代のスーパーバイクは、全部速い。
だから、
悩みすぎず、
数字を理解して、
賢く、楽しく、沼にハマれ。
それが
大人のロードバイク遊び方ってもんだ。


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