イタリアの老舗ブランド、チネリ(Cinelli)がやってくれたぜ。
新型エアロロード「Aero Scope」──その姿は、まるで風洞で生まれた芸術。
伝統のクラフトマンシップに、狂気じみたエアロロジックをブチ込んだ、まさに“攻めのロードバイク”だ。
フレーム構造:ダブルアーム・シートステーの衝撃

まず目を疑うのが、ダブルアーム・シートステー構造だ。
見た目はまるでF1マシンのリアウィング。だが、飾りじゃねぇ。
有限要素法(FEM)で剛性分布を徹底解析し、縦方向のしなやかさと横剛性の両立を狙ってる。
実際、チネリの社内データによると、従来比でねじり剛性+12%/振動吸収性+8%。
つまり、「踏めば硬く、段差では柔らかい」。
パワーロスなしに快適性を確保する、“一石三丁”の構造だ。
ただし──整備は地獄。
内装ケーブルの通し方がマジでメカニック泣かせ。
美しいけど扱いづらい。恋愛みたいなもんだな。
【ワイズロードオンライン】
ヘッドチューブ設計:空力を支配するチネリの新顔

次に語らずにいられないのが、ヘッドチューブの進化。
前面投影面積を10%削減し、CdA値を約0.006改善。
時速45kmで走るとき、約8〜10Wの省エネになる計算だ。
これ、数字で見ると小さいけど、実走じゃデカい。
レース終盤の10Wは、生死を分ける差だぞ。
空力性能の最適化と剛性の両立──イタリア人、ちゃんと計算してやがる。
サドルヤグラ構造:見た目は芸術、整備は修行
LOOK 795を思わせる専用ヤグラ構造を採用。
シートチューブとの一体感が見事で、まるで彫刻。
だがな……角度調整が神経戦。
トルクレンチなしでは触っちゃダメだ。
美しさと引き換えに整備性を差し出した構造。
まるでフェラーリのエンジンルームだ。
眺めてるぶんには最高、触ると痛い目見る。
スペック・価格評価:老舗ブランドが本気出した結果

ラインナップは以下の通り:
- Campagnolo Super Record仕様:約200万円
- Shimano Ultegra Di2仕様:約121万円
他社(Cervélo S5、Trek Madone、Bianchi Oltre RC)と比べても10〜15万円安い。
コストパフォーマンス、チネリ史上トップクラス。
「デザイン料込みでも安い」ってのが凄い。
クラシカルなブランドが、ここまで“攻めた”のは久々だ。
| 構成 | メインコンポ | 価格 | 特徴 | 想定ユーザー |
|---|---|---|---|---|
| Super Record構成 | Campagnolo SR EPS | 約200万円 | 最軽量&高剛性 | 上級レース志向 |
| Ultegra構成 | Shimano Ultegra Di2 | 約121万円 | コスパ最高 | 実走派ミドル層 |
| フレームセット | – | 約78万円 | カスタム志向向け | 拘りの1台を組む層 |
- Mサイズ:フレーム950g/フォーク370g
- エアロロードとして標準的な重量範囲
- コストパフォーマンス評価:老舗ブランドとしての価格競争力
デザイン・カラー:紫の狂気と白の静寂


カラバリは2色。
- Purple Fiber:角度で紫からグラファイトに変化。夜に映える悪魔色。
- Coral White:マットな深白で、光を吸うような静寂。
走る彫刻ってのはこのことだ。
乗ってるだけで気分が上がる。いや、“自分がアートになった気がする”。
それもまた、チネリが作るロードの魔法だ。
総評:伝統と狂気の融合、それがAero Scope

チネリはこれまで、クラシックな印象が強かった。
だがAero Scopeは違う。
完全に「守り」から「攻め」へと舵を切った。
- 空力:CdA最適化で10W軽減
- 剛性:ねじり剛性+12%
- 快適性:FEM設計で+8%
この三拍子を同時に実現したのは、もはや変態レベル。
見た目が派手でも、中身はガチの工学設計。
「芸術の皮を被った理論バイク」ってやつだ。
ただし──万人向けじゃねぇ。
整備性のクセ、ポジション調整のシビアさ。
このバイクを乗りこなせるのは、**“走りで語れる奴だけ”**だ。
まとめ:Aero Scopeは“風洞の中で爆発した芸術”
結論から言おう。
Aero Scopeは、イタリアの粋を科学で固めた狂気のエアロロードだ。
踏めば切れ、下りでは風と一体になる。
ただし、扱う覚悟がある者だけが、その真価を味わえる。
チネリが描いたのは、ただの新型じゃない。
「伝統と革新の共存」だ。
芸術は爆発? 違う。
チネリのAero Scopeは、“風洞で爆発した芸術”だ。
どこで買える?Cinelli Aero Scopeの販売元・購入先まとめ
さて、ここまで読んで「よし、買うか!」って血が騒いだサイクリスト。
落ち着けコノヤロー、どこで買うかが重要だ。
Aero Scopeはまだ流通数が少なく、国内でも扱い店舗が限られてる。
以下のルートを押さえとけ。
🏪 1. Y’s Road(ワイズロード) 要確認
王道中の王道。
Y’s Roadオンライン/実店舗では、チネリ正規取り扱いあり。
予約受付中の店舗も多く、Ultegra Di2仕様を中心に展示されてる場合もある。
試乗車がある店舗もあるから、「買う前に確かめたい」派はここ一択。
🛒 2. Amazon(アマゾン) 要確認
意外だが、一部のCinelli完成車・フレームがAmazonでも取り扱われている。
特にUltegra仕様や完成車パッケージは、在庫が動きやすい。
並行輸入品が多いので、購入時は出品者と保証内容を要確認だ。
👉 AmazonでCinelli Aero Scopeを探す
🧰 3. 楽天市場(Rakuten) 要確認
楽天でも、正規代理店経由のフレーム販売が確認されている。
ポイント還元を狙うならココ。
Ultegra Di2完成車で10万円以上のポイントがつくこともある。
走る前にポイントで補給食まで揃えちまえ。
👉 楽天市場でCinelli Aero Scopeをチェック
🚲 4. チネリ正規代理店(ポディウム株式会社)
国内正規代理店のポディウム株式会社も忘れちゃいけねぇ。
新型Aero Scopeの国内入荷情報や試乗イベントは、まずここに出る。
公式発表を追ってるだけでも、次のモデル展開の流れが読めるぞ。
💡 購入時のアドバイス
- 整備は信頼できるショップで:Aero Scopeは構造が複雑。メカニックの腕次第で性能が変わる。
- サイズ選びは慎重に:ジオメトリが攻めてる分、適正サイズを外すと扱いにくい。
- 輸入品は保証確認を忘れるな:正規保証がないと、専用ヤグラやパーツ交換時に詰む。
🚴♂️ まとめ:買うなら“覚悟”も一緒に
Aero Scopeは、ただのバイクじゃねぇ。
空力・剛性・快適性を極限まで突き詰めた芸術的マシンだ。
だからこそ、“どこで買うか”“誰に見てもらうか”が命運を分ける。
チネリの魂を感じたいなら、信頼できる販売元から迎え入れろ。
そして、手に入れた瞬間にこう言え──
「俺の脚が風を切る、イタリアの血が通ったフレームでな。」



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