ホイールの世界ってのはな、すぐ「トップエンドが正義」「RSじゃなきゃ負け」みたいな宗教戦争になる。
でもな、それ机の上でカタログ眺めてるだけの話だろ、バカヤロウ。
今回はVisionのSC 45。
名前だけ見りゃ「あーはいはい、RSの下ね」って流されがちだが、
ちゃんと分解して、数字見て、実走と環境まで考えると――
こいつ、かなり性格悪い(褒め言葉)ホイールだ。
45mm × 23mm ── この寸法、偶然じゃねぇぞ

まず寸法からだ。
- リムハイト:45mm
- インナーリム幅:23mm
はい終了。
……じゃねぇよ。ここが肝なんだ。
Metron 45 RSと完全に同寸法。
つまり、リム形状・体積・基本的な空力挙動はほぼ同じ土俵に立ってる。
45mmってのは、
- 登坂で「重てぇ…」って泣かない
- 平坦で「エアロ?なにそれ?」って言われない
この万能ゾーンだ。
しかも23mm内幅。ロードなら28C前後でエアロと転がりのバランスが取りやすいし、
グラベルでも「攻めすぎない」絶妙な線を突いてる。
最近流行りの25mm内幅?
あれはあれでいいが、万能じゃねぇ。
SC 45は「現実で一番使われる領域」をちゃんと狙ってる。
空力?RSが上。はい、それで?
空力の話しようか。
ここは正直だ。
- Metron 45 RS
- ブレード形状のカーボンスポーク
- 抵抗低減、横風耐性も上
- SC 45
- 一般的なラウンド寄りスポーク
- 空力はRSに一歩譲る
はい、事実。
でもな、ここで声を大にして言いたい。
「その差、どこで体感すんだよ?」
40km/h超を単独巡航?
UCIレース?
それ毎週やってんのか?してねぇだろ?
実際は、
- 路面荒れて
- 泥跳ねて
- 速度上下して
- 横風喰らって
そんな世界だ。
その中でSC 45は、
“空力で負けない”じゃなく“空力だけに依存しない”設計になってる。
PRSハブ:地味?違う。生き残る設計だ
はい来ました、PRS(Power Ratchet System)。
- 54T × 2リング
- 面係合
- 高トルク耐性
- シンプル構造
これ、派手さゼロ。
でもな、泥と水と寒さの前では、派手な機構ほど死ぬ。
Visionが何を強調してるか?
- 耐候性
- 悪天候
- 泥だらけのグラベル
そう、回り続けることが最優先。
動作保証温度は
-10℃〜+60℃。
カナダの連中は「-10℃?ぬるいわ」って言うだろうが、
グラベル用ホイールとしては異常に広いレンジだ。
これな、
「レースで1秒削る」より
「DNSにならない」ための設計なんだよ。
23mm内幅はグラベルで狭い?── その単純思考、捨てろ
最近の風潮だと、
グラベル=内幅25mm以上!
みたいなノリだが、Visionの考えは違う。
- ビード間隔がやや狭い
- タイヤ断面は完全な“電球型”に近づく
- 結果、縦方向の追従性が増す
つまり、
- サスペンション的な動き
- 荒れた路面でのトラクション維持
これを狙ってる。
証拠?
はいどうぞ。
Unbound Gravel 2024 優勝:Lochlan Morton
- Visionホイール使用
- SC 45よりさらに内幅が狭いモデル
- フロント2.1インチ(約53mm)装着
勝ってんだよ。
理屈じゃなく、結果で殴ってくるタイプ。
で、最大の殺し文句は何か
価格だよ、価格。
RSより約2,500ドル安い。
この数字、軽く書いてあるが、
ホイール界じゃ別世界に行ける差だ。
- その金で遠征できる
- タイヤも試せる
- レースも増やせる
で、性能差は?
- 空力でわずか
- 重量差も限定的
- 実走では差が曖昧
……じゃあ聞くけどよ、
RSじゃなきゃダメな理由、どこにあんだ?
結論:SC 45は「現実主義者の凶器」
Vision SC 45はこういうホイールだ。
- 空力だけを信仰しない
- 悪天候を前提にしてる
- ロードもグラベルも逃げない
- しかも財布に優しい
これは「二軍」じゃねぇ。
**“現場主義のエース”**だ。
RSは夢。
SC 45は武器。
速さの天井を追いかけたいならRS行け。
でも、
走り切って、勝って、帰ってくるならSC 45だ。
──以上。
文句あるなら、まず泥の中で回してから言え。
VISION ヴィジョン SC 45 DB-CL CH-TL ホイールセット
VISION ヴィジョン SC 45 DB-CL CH-TL ホイールセット 価格:207801円 |



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