ピナレロの「DOGMA X」は、これまでのロードバイクの常識を覆す、まさに次世代エンデュランスバイクの真髄です。
その圧倒的なパフォーマンスと、想像を超える快適性を兼ね備えたこのマシンは、サイクリングという体験を極限まで高めるために生み出されました。
挑戦者のための究極のパートナー:X-STAYSテクノロジー
X-STAYSテクノロジーが導入されたDOGMA Xは、最新のカーボンファイバー技術を駆使し、振動吸収を極限まで高めています。
長時間のライドでも、路面からの衝撃を驚異的に抑え、ライダーに一切の妥協を許さない快適さを提供。まさに、どんな道でもあなたを最高のパフォーマンスへと導く最強の武器です。
X-STAYSテクノロジー
ピナレロ独自のX-STAYSテクノロジーは、エンデュランスバイク「DOGMA X」の快適性とパフォーマンスを大きく支える重要な技術です。
簡単に言うと、フレームの振動吸収性能を飛躍的に高めるために設計された技術です。
どういう仕組み?
X-STAYSテクノロジーでは、特にシートステー(サドルの下から後輪につながる細い部分)**の形状と構造に工夫があります。
従来のバイクと比べて、X-STAYSではこの部分が少し湾曲しており、振動を効率的に吸収します。この設計によって、ライダーが路面からの衝撃を感じにくく、長時間のライドでも体に優しいのが特徴です。
さらに、X-STAYSはカーボンファイバーの特定のレイアップ(重ね合わせ方)**を使っており、しなやかさと剛性の絶妙なバランスを実現。
これにより、振動を吸収しつつ、バイクの横方向の剛性はしっかり保たれるので、ペダリングの力が効率的に伝わります。
なぜ重要なのか?
通常、振動吸収性と剛性はトレードオフ関係にあります。つまり、振動を吸収するためにフレームを柔らかくすると、ペダルを漕いだ力が路面に伝わりにくくなります。
しかし、X-STAYSは振動を吸収しつつ、パワー伝達効率を落とさないという革新的な設計を実現しているのです。
結果として
X-STAYSによって、DOGMA Xは路面からの振動を大幅に減らし、ライダーにとって快適でスムーズな乗り心地をもたらします。
同時に、パワーを効率的に伝える剛性を維持しているので、速さも妥協しない理想的なバイクが実現しています。
極限まで広がる可能性:35mmタイヤクリアランス
35mmという大径タイヤの対応力は、どんな地形でも安定した走行を可能にし、舗装された道から荒れたトレイルまで、どこでも最適なライドを実現します。
速さ、安定感、自由を兼ね備えたDOGMA Xは、あなたの冒険心を刺激し、ライドに新しい次元を!
完璧な姿勢で限界を超える:エンデュランス・ジオメトリー
DOGMA Xに搭載されたエンデュランスジオメトリーは、パフォーマンスと快適性の究極のバランスを提供します。
アグレッシブな前傾姿勢を強いることなく、ライダーは自分に最も適したライディングポジションを選べる自由を手にします。これにより、過酷なライドでも安定した体力維持と驚異的なパワー伝達が可能です。
ピナレロ「DOGMA X」のジオメトリーに関する特徴を、わかりやすく表にまとめます。以下に示すのは一般的なジオメトリーの要素とその解説です。
具体的な数値については最新の公式情報をご参照ください。以下の表は主要なジオメトリーパラメータと特徴を整理したものです。
パラメーター | 説明 | 特徴 |
---|---|---|
フレームサイズ | サイズバリエーションに応じて提供されるフレーム寸法。 | 多様なサイズ展開により幅広いライダーに対応 |
トップチューブ長 (TT) | フレームの上部の長さ、ポジションと乗り心地に影響する。 | レース向けにやや長めで、安定感とスピード性能が高い |
シートチューブ角 (ST) | シートチューブの角度、パワー伝達とペダリング効率に影響。 | 高い効率性を発揮しやすい設計 |
ヘッドチューブ長 (HT) | フレームの前部の長さ、ハンドリングと乗車姿勢に影響する。 | エアロ効果を高めつつ、快適な乗車姿勢を維持 |
ヘッドチューブ角 (HA) | ヘッドチューブの角度、ステアリングの反応性と安定性に影響。 | スピード維持と直進安定性に優れる設計 |
リーチ (Reach) | ハンドルまでの水平距離、ポジションと空力効率に関わる。 | 空力姿勢を取りやすく、レーシング向き |
スタック (Stack) | ヘッドチューブから地面までの高さ、乗り心地と快適性に影響する。 | 低めのスタックで前傾姿勢がとりやすい |
ホイールベース | 前後ホイール間の距離、安定性や操作性に影響を与える。 | しなやかで安定感が高い設計 |
チェーンステー長 | チェーンステーの長さ、リアの剛性や加速性能に関わる。 | 短めのチェーンステーで加速力を重視 |
BBドロップ | ボトムブラケットの位置、重心と安定性に影響を与える。 | 低めのBBドロップでコーナリング性能を強化 |
フォークオフセット | フォークのオフセット、前輪の安定性と反応性に影響。 | 反応性と安定性のバランスが取れた設定 |
スタンドオーバー高さ | フレーム上部から地面までの高さ、乗降しやすさに影響。 | 適度な高さで安心感がありつつ、エアロ効果を維持 |
DOGMA Xジオメトリーの特徴:高速安定性とコーナリング性能
ピナレロ「DOGMA X」のジオメトリーは、ライダーが効率よくパワーを伝えながらも快適に乗れるよう、細部まで計算されています。具体的には、DOGMA Xは次のような特徴を備えています。
エアロポジションの取りやすさ
DOGMA Xはトップチューブが少し長めに設計されており、リーチも広めです。これによって、ライダーは低く構えた姿勢を取りやすく、風の抵抗をしっかり抑えた高速走行が可能です。特に平地でスピードを維持しやすい設計です。
ハンドリングの安定性と操作性のバランス
ヘッドチューブの角度は、ステアリングの反応性と直線走行時の安定性が両立するように最適化されています。
これにより、長距離の直線でも安心して走れ、急なカーブもスムーズにこなせます。
加速力を引き出すチェーンステー
チェーンステーが短めに設計されており、ペダルを踏んだ際の力がすぐに後輪に伝わります。
この構造が、加速力を高め、特にスプリントや立ち上がりでのパワフルな走行を実現!
コーナリング性能を高めるBBドロップ
ボトムブラケットがやや低めに設定され、重心が低くなっているため、コーナーでの安定性が増します。
これにより、急なカーブでもスムーズで安定した操作が可能になり、レース中のコーナリングがより自信を持って行えます。
快適性を考慮したエンデュランス性能
フレームのスタック値は低めですが、振動吸収も十分に考慮されています。
これによって、長距離でも快適に走行できるバランスが取られています。レース向けの設計ながら、長時間のライドでも体への負担が軽減されています。
パワーをしっかり伝えるフレーム剛性
DOGMA Xは高剛性のカーボン素材で構成されており、ペダルを踏んだ力がフレーム全体にしっかり伝わります。
パワーのロスを最小限に抑えつつ、しなやかさもあるため、路面からの衝撃を吸収し快適な乗り心地も提供します。
ホイールベースによる安定感
ホイールベースは適度な長さが保たれており、直進の安定性とカーブでの機敏さが両立しています。
これにより、長距離の直線での安定感が増しつつ、クイックなカーブも楽にこなせるバイクになっています。
DOGMA Xのジオメトリーは、レースや高速巡航に求められるエアロダイナミクスを実現しつつ、快適性や扱いやすさも確保しています。これにより、アグレッシブなライディングを望むライダーにとって理想的な設計が施されています。
次世代カーボン技術の結晶:TORAYCA T1100 1K
世界最高峰のカーボンファイバー「TORAYCA T1100 1K」を使用し、DOGMA Xは軽さと剛性を完璧に両立。軽量でありながら、ライダーの全力をダイレクトに路面へと伝えるその設計は、速度を愛するライダーにとって至高の存在です。
ピナレロの代名詞ともいえる左右非対称デザインも健在で、最高のバランスと安定性を提供します。
TORAYCA T1100 1Kとは
TORAYCA T1100 1Kは、世界トップクラスの炭素繊維メーカーである東レが製造する、非常に高性能なカーボンファイバーです。
このカーボンは、自転車フレームをはじめ、航空宇宙産業などの非常に厳しい要求が求められる分野でも使用されています。以下ではその特徴をわかりやすく解説します。
特徴
1. 驚異的な強度と軽量性
TORAYCA T1100 1Kは、最高レベルの引張強度を持つカーボンファイバーです。引張強度とは、引っ張る力に対してどれだけ耐えられるかを示す値で、この性能により、薄くても非常に強靭な素材を作ることができます。これにより、バイクフレームが非常に軽く、かつ剛性が高いものになります。
2. 1Kの繊維束
「1K」というのは、カーボンファイバーの1束に含まれる繊維の本数を表しています。1Kとは、1束に1000本のカーボン繊維があるという意味です。これにより、より細かく繊細なレイアップが可能になり、フレームの表面仕上げが美しく、高いパフォーマンスが得られるのです。
3. 高いパワー伝達効率
TORAYCA T1100 1Kは、その強度と剛性により、ペダリングで発生した力を効率的にフレームに伝え、無駄なく路面に力を伝達します。この特性は特に、速さやパフォーマンスを重視するサイクリストにとって重要です。
4. 振動吸収性能
高い剛性を保ちながらも、繊細なカーボンレイアップによって振動を適度に吸収します。これにより、ライド中の疲労を軽減しつつ、快適な乗り心地を提供します。
ハンドリングから快適性まで数値で見る魅力
ハンドリング:9/10
DOGMA Xはハンドリングの滑らかさが際立ち、どんなコーナーでも思いのままに操れます。レスポンスも優れており、軽やかな操作感が得られます。
このレベルのハンドリング性能は、どんなレベルのライダーにとっても信頼できるものです。
振動吸収性:8/10
長距離ライドでも身体への負担を軽減してくれる高い振動吸収性を持っています。特に荒れた路面でもバイク全体が振動を吸収してくれるため、快適なライドが可能です。
東レT1100のカーボン素材の効果で、どんな路面でも安定した走行感が味わえます。
反応速度:9/10
ペダルを踏んだ瞬間に加速が伝わる反応速度の速さは、まさに「俊敏」といえるレベルです。力をかけた瞬間に推進力に変わる感覚は、レースシーンでも大きなアドバンテージとなります。
ペダリング:9/10
DOGMA Xのペダリングは非常に軽く、足を乗せた瞬間から感じるトルクの軽快さが魅力です。このペダルの軽さとスムーズさにより、長時間でも疲労を感じにくく、パワーロスも最小限です。
ダンシング:8/10
ダンシング(立ち漕ぎ)での剛性は高く、ライダーのパワーをしっかりと地面に伝えてくれます。高剛性なフレームにより、力強くペダルを踏み込むたびに推進力が生まれ、軽快な動きで加速をサポートします。
快適性:8/10
長距離ライドでも疲労が少なく、長く乗り続けられる快適さを持っています。バイク全体の剛性と柔軟性のバランスがとれており、ただ速いだけでなく、ライダーに優しい設計がされています。
運動性能:9/10
DOGMA Xは軽やかな加速性能と優れたエアロダイナミクスを併せ持ち、トップスピードへの到達も早いです。そのスピードが安定して維持されるため、ライド全体が楽しく、どんなコースでも自信を持って走ることができます。
以下がDOGMA Xの評価基準、評価、コメントをまとめた表です。
評価基準 | 評価 (10点満点) | コメント |
---|---|---|
ハンドリング | 9 | コーナーでの滑らかな操作性が際立ち、意図通りのハンドリングが可能。 |
振動吸収性 | 8 | 長距離でも疲れにくい振動吸収性能で、荒れた路面でも安定性が保たれる。 |
反応速度 | 9 | ペダルを踏んだ瞬間に加速が伝わる反応の速さが魅力で、レースシーンでも活躍。 |
ペダリング | 9 | 軽くてスムーズなペダリング感が長時間のライドでも疲労を軽減してくれる。 |
ダンシング | 8 | ダンシング時の剛性が高く、ライダーの力をしっかりと推進力に変換。 |
新たなサイクリングの定義
DOGMA Xは、単なるスピードマシンではなく、サイクリング体験そのものを再定義します。ハイスピードでのクラブライドや終日ライド、どんな場面でも卓越したパフォーマンスを発揮するこのバイクは、ライダーに新しい自由と冒険の扉を開きます。 「DOGMA X」——それは、挑戦し続けるサイクリストのための究極の相棒。
PINARELLO ( ピナレロ ) ロードフレーム DOGMA X ( ドグマ エックス ) フレームセット E202 / XOLAR BLACK ( ブラック ) 50 (適正身長目安170cm前後)
PINARELLO ( ピナレロ ) ロードフレーム DOGMA X ( ドグマ エックス ) フレームセット E201 / XOLAR BLUE ( ブルー ) 50 (適正身長目安170cm前後)