【最新エアロロード】FELT AR|空力性能+9%の進化を遂げた究極のレーシングバイク

FELTの最新エアロロードは、攻撃的なジオメトリーと空力性能を極限まで高めた設計が特徴。前後ディープリムホイールと統合型コックピットが高速巡航性能を最大化し、剛性の高いカーボンフレームがダンシング時のレスポンスを向上。ディスクブレーキ搭載により制動力も抜群で、プロレベルのライダーに最適な一台。スプリント、クリテリウム、ロードレースで圧倒的なパフォーマンスを発揮する。 フレーム

はじめに|FELT ARとは?

FELT(フェルト)はアメリカ・カリフォルニア発のハイパフォーマンスバイクブランドで、特にタイムトライアルやトライアスロンでの高い実績を誇ります。そのFELTが開発したエアロロードのフラッグシップモデルが「FELT AR」です。

ARとは「Aero Road」の略で、空気抵抗を徹底的に抑える設計に特化しています。2023年のモデルチェンジでは、空力性能が9%向上。これは、同じ出力でより速く、より遠くへ走れるという大きなメリットを意味します。

新型FELT ARは、空力と剛性を極限まで追求した最速のエアロロード。
新型FELT ARは、空力と剛性を極限まで追求した最速のエアロロード。最新のロー・ヨーアングル・セオリーに基づき、正面からの空気抵抗を9.6%削減。
トランケーテッド・エアロフォイル形状とフィッシュリップ・シェイプ・シートチューブが整流効果を最大化し、巡航性能を飛躍的に向上。

BB剛性+14%**でパワー伝達はダイレクト、リーフスプリングシートポストが快適性も確保。レースでもロングライドでも圧倒的なアドバンテージを誇る。

空力性能の進化とは?

- 時速45km/h走行時の空気抵抗差を色分け
- 空気の流れを矢印で表現
- 新型は空力性能+9%向上
- 前方・ダウンチューブ・リアホイール周辺を強調
- 左に旧型、右に新型を横並びで比較

新型FELT ARは、CFD(数値流体力学)解析や風洞実験を通じて空気の流れを徹底的に最適化。旧型と比較して9%の空気抵抗低減を実現しています。

例えば時速45km/hで巡航する場合、旧型と比べて最大33ワットの出力を節約できます。これは約1〜2km/hのスピードアップに相当し、レースや高速巡航時において大きなアドバンテージとなります。

この図では、旧型に比べて新型がどれだけスムーズに空気を切り裂くかが一目瞭然です。特にフロントフォーク周辺やリアホイール後方の整流効果が強化されているのが分かります。


フレーム構造と設計の工夫

新型FELT ARのフレームは、航空機の翼断面形状を模した**カムテール形状(翼断面型チューブ)**を採用しています。これは、空気の流れを効率良く受け流す形状で、速度を上げるほど効果を発揮します。

加えて、ケーブル類は完全内装化され、空気抵抗の要因を可能な限り排除。フォークとダウンチューブの接合部も滑らかに一体化されており、空気の整流効果をさらに高めています。

 エアロ形状の断面イメージ(翼断面形状)
- ケーブルフル内装の流れ
- フォークとダウンチューブの接合部のエアロ設計
- 図に簡単なラベルを添える

スペック・ジオメトリ・対応サイズ

FELT ARは5サイズ展開(XS〜XL)で、身長155〜195cmまでの幅広いライダーに対応。さらに、最大30mm幅のタイヤに対応しており、近年主流のワイドタイヤによる走行安定性も確保されています。

新型FELT ARが放つ、圧倒的な存在感。エアロ性能+9%向上を果たしたトランケーテッド・エアロフォイル形状が、空気を切り裂くスピードを実現。ロー・ヨーアングル・セオリーに基づく設計で、巡航性能を最大化。フィッシュリップ・シェイプ・シートチューブがリアホイールの整流効果を高め、ワイドタイヤ対応で走破性も向上。漆黒のシルエットにZIPPホイールが映え、まさに速さを追求する者のための究極のエアロロード。
新型FELT ARが放つ、圧倒的な存在感。エアロ性能+9%向上を果たしたトランケーテッド・エアロフォイル形状が、空気を切り裂くスピードを実現。
サイズトップチューブ長 (mm)ヘッドチューブ長 (mm)シート角 (°)ヘッド角 (°)適正身長 (cm)タイヤ幅対応
XS51010074.571.5155〜165最大30mm
S53011574.072.0165〜172最大30mm
M55013073.572.5172〜178最大30mm
L57015073.073.0178〜185最大30mm
XL59017072.573.0185〜195最大30mm

ジオメトリー評価

項目評価コメント
ハンドリング★★★★☆高速域でも安定し、シャープなレスポンス
振動吸収性★★★★☆リーフスプリングシートポストで長時間ライドでも快適
反応速度★★★★★ペダリングに対する応答が鋭く、スプリント性能抜群
ペダリング剛性★★★★★FEA解析によりBB剛性が14%向上し、パワーロスを最小限に抑制
ダンシング性能★★★★☆軽快な反応で登坂やアタック時に優れる

実際のインプレッション

空力性能と巡航性能の進化を実感

新型FELT ARに試乗したライダーたちは、まず「巡航速度の維持が楽になった」と口を揃えます。ロー・ヨーアングル・セオリーに基づき、正面からの空気抵抗を極限まで削減したことで、特に35km/h以上の高速巡航時のスムーズさが顕著。ペダルを回し続けなくてもバイクが前に進む感覚があり、ロングライドでも体力を温存できるのが強みです。

剛性向上によるパワー伝達のダイレクト感

BB剛性が**前モデル比+14%**向上したことで、踏み込んだ際のパワー伝達がダイレクトに感じられます。スプリント時の「踏み応え」が増し、ダンシングでは左右のリズムに素直に追従する感覚があります。登りのアタック時も無駄なくパワーが路面に伝わるので、ヒルクライムでのダッシュ力も向上

快適性と操作性のバランスも絶妙

新型ARはエアロロードでありながら、リーフスプリングシートポストによる快適性向上が際立ちます。シートポストのしなりにより、路面のギャップをいなすように衝撃を吸収し、長時間ライドでの疲労感が軽減されます。また、ステアリングはキビキビとしつつも過敏すぎず、バイクの安定感とシャープな操作感を両立しています。

モデル別スペックと価格比較

FELT ARシリーズは、コンポーネントのグレードや重量に応じて複数の完成車とフレームセットが展開されています。目的や予算に合わせて選びやすい構成です。

モデル名コンポーネント重量タイヤ幅フレーム素材税込価格
AR Advanced 105Shimano 105(機械式)約8.9kg最大30mmUHC Advanced + TeXtremeカーボン¥654,500
AR Advanced 105 Di2Shimano 105 Di2(電動12速)情報なし最大30mm同上¥990,000
AR Advanced Ultegra Di2Shimano Ultegra Di2約8.1kg最大30mm同上¥1,265,000
AR FRD Ultimate Dura-Ace Di2Shimano Dura-Ace Di2約7.6kg最大30mmUHC Ultimate + TeXtremeカーボン¥1,958,000

🚴‍♂️エアロロードバイク比較表

同価格帯のエアロロードバイクと比較しても、FELT ARは空力性能と剛性バランスにおいて非常に優秀です。

モデル名フレーム素材重量空力性能コンポーネント構成税込価格タイヤクリアランス適正身長範囲
FELT AR Advanced Ultegra Di2UHC Advanced + TeXtreme約8.1kgUltegra Di2約¥1,265,000最大30mm165〜190
TREK Madone SL 6500 Series OCLV約8.6kg105 Di2約¥799,000最大28mm160〜190
GIANT Propel Advanced ProAdvanced-Grade Carbon約7.9kgUltegra Di2約¥913,000最大30mm165〜190
Tarmac SL7 CompFACT 10r Carbon約8.0kgUltegra Di2約¥979,000最大32mm158〜190

どのようなライダーに適しているか

おすすめできる人:

  • スピード重視でレース志向の方
  • イベント・大会参加を見据えている方
  • 剛性の高いバイクを求めている中級者以上

おすすめできない人:

  • ロングライドやゆったりツーリングがメイン
  • 快適性や軽量性を最重視するヒルクライム志向
  • 自分でメンテナンスをしたい方(ケーブル内装は複雑)

まとめ

新型FELT ARは、最新の空力技術と剛性強化によって進化した究極のエアロロードバイク。最適化されたエアロ形状、フィッシュリップ・シェイプ・シートチューブ、フル内装ケーブルのセミインテグレーテッド・コックピット、リーフスプリングシートポストによる快適性の向上など、すべての要素が「速さ」と「乗り心地」を両立させるために設計されています。

スプリンターや高速巡航を求めるレーサー、長距離でも快適なエアロロードを探しているライダーにとって、FELT ARは最高の相棒となるでしょう。

新型FELT ARが放つ、圧倒的な存在感。エアロ性能+9%向上を果たしたトランケーテッド・エアロフォイル形状が、空気を切り裂くスピードを実現。ロー・ヨーアングル・セオリーに基づく設計で、巡航性能を最大化。フィッシュリップ・シェイプ・シートチューブがリアホイールの整流効果を高め、ワイドタイヤ対応で走破性も向上。

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