BMC Teammachine SLR01 新世代

フレーム

――「最上位じゃなきゃ速くない?バカ言うんじゃないよ」

はじめに:これはレビューじゃない。作戦会議だ

まず最初に言っとくけどな、
この記事は「わぁ〜軽いですね〜♡」とか言うゆるふわ試乗インプレじゃねぇ。

BMC Teammachine SLR01(新世代)をどう“判断”するか
そのための実務資料を、ブログの皮かぶせて出してるだけだ。

読者は前提としてこうだ:

  • レース出てる
  • 機材選びで失敗も成功もしてきた
  • 剛性・重量・空力のトレードオフは理解済み
  • 「ブランド力(笑)」より「脚にどう来るか」が大事

はい、初心者は回れ右。
ここから先は分かるヤツだけ残れ


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① 試乗インプレッション(主観)

SEOフェス実走評価:で、どうだったんだコノヤロー

SEOフェスで新世代Teammachine SLR01を実走。
で、結論から言うとこうだ。

「あ、これセカンドグレードでも普通にレースできるわ」

終わり。
……じゃさすがに殴られるから、ちゃんと書く。

剛性感と反応性

まずBB周り。
最近の“軽いけど腰砕け”なフレームとは違って、踏んだ分だけ前に行く

  • 初動で遅れない
  • ダンシングでフレームが逃げない
  • でも過剛性で脚を削らない

このバランス、BMCは相変わらず上手い。
**「剛性は数値じゃなくて配置」**ってのを分かってる設計。

登坂での印象

軽さの“数字”より、
「軽く感じる登り方をするフレーム」

これな、後で技術の話で出すけど
形状最適化+レイアップの効きがモロに出てる。

セカンドグレードでも
「これでヒルクライム出たら負けるか?」
って聞かれたら、
負けるのは脚のせいだな


② フラッグシップ vs セカンドグレード

じゃあ差は何なんだよ、って話

ここが一番大事だから、感情抜きで整理する。

フレーム構成と重量差

  • フラッグシップ:
    軽量化フル盛り、カーボンレイアップ最適化MAX
  • セカンドグレード:
    カーボン構成は異なるが、設計思想は同一

完成車重量で言うと
約7.7〜8.1kg(SLR01比+約1kg)

はい出ました、
「+1kg!?重いじゃん!!」って言うヤツ。

違う違う違う。
その1kg、どこにあって、どう効くかだ。

セカンドグレードは

  • 剛性バランス
  • フィッティング許容
  • エアロ形状

ここがちゃんと保たれてる。
つまり、

速さの“骨格”は同じ

違うのは
限界性能と軽量マージン


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③ 設計・技術の話 ここからオタクタイムだ、ついてこい

ICSコックピット & 内装ケーブル

ICSはもう説明不要だな。

  • ステム〜ハンドル一体化
  • ケーブル完全内装
  • 剛性と空力の両立

で重要なのはここ👇
空力“だけ”じゃない

フロント周りのねじれ剛性と入力遅れが減ってる。
スプリントやコーナー立ち上がりで
「ワンテンポ遅れる感じ」がない。

これ、数値に出ないけど
レースでは致命的な差になる。


Teammachine R01由来の空力思想

BMCは言う。

「これはエアロロードじゃない」

うん、でもな、
空力を無視した軽量ロードでもない

R01でやった

  • チューブ断面
  • 流線処理
  • 接合部の整流

これをSLR01に“持ち込んでる”。

つまり
軽量ロードにエアロの血を混ぜた

結果どうなるか?

  • 平坦巡航で無駄に脚を使わない
  • 登りで重量ペナルティは最小
  • レース全体で“ジワっと効く”

派手じゃない。
でも最後に効く


軽量化の内訳(ここ重要)

BMCがちゃんと正直なのがここ。

  • 約50%:フレーム形状最適化
    → 無駄な素材を“使わない”
  • 約50%:カーボン素材選定+レイアップ最適化
    → 強度を落とさず軽くする

つまり、

「軽いカーボンを使いました!」じゃない

設計で軽くしてる

これ、上級者なら分かるだろ?
だからセカンドグレードでも
乗り味が崩れない


④ ブランドと背景

BMCって何者だよ?って話

BMCはスイス・グレンヘン。
高級時計の街だ。

ここで重要なのは
「精度文化」

  • Impec Labによる社内一貫R&D
  • 設計〜製造思想がブレない
  • レースで使って、壊して、直して、また作る

ツール、世界選、五輪、全部勝ってる。
実績は十分。

で、アラフィリップ。

あの感情むき出し全開アタック野郎
SLR01に乗るってことは、

「耐えられないフレームは即NG」

つまり、
信頼性と反応性の証明でもある。


⑤ 市場と価格

ロードバイク、高くなりすぎ問題

もう言うけどな。

  • 完成車200万円超 → 当たり前
  • 150万円 → 現実的検討ライン
  • 60万円台 → 「妥協」じゃなく「戦略」

ここで重要なのは
「払えるか」じゃなく「払う意味があるか」

セカンドグレード105完成車、約60万円台。
フラッグシップULTEGRA完成車、140万円超。

じゃあ聞く。

その差額で、勝敗が変わるか?

変わるヤツもいる。
でも大半は――

脚と戦略の問題だ。


⑥ 不確定情報とリスク

ここを誤魔化すと信用失う

  • 日本仕様の正式重量 → 要一次確認
  • フレーム価格「19万円弱」 → 正直怪しい
  • 在庫・納期 → 未確定

だから断言しない。

分からないものは分からないと言う。

上級者に一番嫌われるのは
分かったフリだ。


⑦ 結論:で、どう選ぶんだよ

まとめるぞ。

  • 最上位じゃなくても、もう十分速い
  • セカンドグレードは妥協じゃない
    戦略的選択
  • 感情じゃなく
    性能 × 価格 × 使用シーンで考えろ

最後に一言。

今の時代、
速さは「金を積んだヤツ」じゃなく
「ちゃんと考えたヤツ」に来る。

はい、以上。
分かったら次は
一次情報取りに行くぞ、コノヤロー。


購入について

――「どこで買うか」も、機材選びの一部だ

ここまで読んだ人なら分かってると思うけど、
ロードバイクはスペックだけ見てポチって終わり、って道具じゃない。

特にBMC Teammachine SLR01みたいな
・フレームサイズ
・仕様差(ジャパン仕様含む)
・納期、在庫、アフター
がシビアなモデルは、

「どこで買うか=失敗しないための最後の工程」

になる。

そこで選択肢として現実的なのが、ワイズオンライン。↓

BMC ( ビーエムシー ) ロードバイク TEAMMACHINE ( チームマシン ) SLR01 FIVE Ultegra Di2 アイアングレー/ブラック 51 ( 適応身長目安 166-174cm )

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