今回の主役は、UAEチームエミレーツXRGの“縁の下の力持ち”、ティム・ウェレンス。ステージ終盤、約40kmを独りで逃げ切り、堂々のステージ優勝。ベルギーチャンプにして、ジロ・ヴェルタに続くグランドツール3つの区間優勝達成だぜ!
チームメイトは「この男がこれまで黙ってたのが不思議なくらいさ」と称えるほどだぜ。こいつ、つえー!
コースはどこだって!?

第15ステージは平坦? いやいや、山岳? いやその中間!中級〜山岳区間だ。プロファイルはタフで、丘+登り返しを何度か繰り返す厄介な構成ってやつ。ヨーロッパ人しか喜ばねぇ道だな。
序盤から険しい上りが断続的に続き、逃げに乗るにはピッタリの展開だったって算段よ。
今日の主役その①:ティム・ウェレンス

34歳ベルギーチャンピオンが区間優勝を果たした。序盤から先頭吸収→再逃げを繰り返したあげく、最後は大勝利!
「ベルギーの怪物」はドグラ型の登りにも強い。これまでツール&ジロ&ブエルタ既に区間優勝しており、3大ツアーで区間優勝した113人目の選手になった。
今日の主役その②:その他の動き
ショッキング一幕:アラフィリップ、肩外して敢闘!
序盤にクラッシュで肩を外すも、自力でキャッチし、懸命にゴールを目指したジュリアン・アラフィリップ。しかし、ゴール直前で勝利ポーズを決め…あとで聞いたら3位じゃねーか!無線が飛んでなかったのが運の尽き 。
もう、見てるこっちがハラハラ。肩がゴキッとなれば、この男、体張りすぎだろ!
GCは動かず:ポガチャル、盤石の支配

総合首位ポガチャルは、この日も冷静そのもの。VC差4分13秒のリードを守り抜き、ライバルたちも大人しく従っている 。
もちろん、「俺が総合取りに行くぞ」感、びんびん伝わってくる。

- 落車の嵐:残り6kmでデカいクラッシュ!アルメイダにヘーリー巻き込まれ、ジャック・ヘイグはDNF。集団がピリつく中、ウェレンスの逃げは容赦なし 。
雑感・戦術ギア!
- ステージの構造:平坦にも見えて獲得標高2,400m。細かいアップダウンが連続する丘陵だ 。
- 逃げ日和:ピレネー3連戦後の脚疲労で、プロトンは活発なペース維持を拒否。逃げ集団が決まりやすく、ウェレンスはその隙を逃さなかった 。
- 追い風要素:前日からのクラッシュや無線トラブルで混乱しがちなプロの中、小さな油断が大きなチャンスに繋がる。スプリント狙いの選手も踏ん張る場面なし。
結果&タイム

ウェレンスは独走でゴールし、恐らく1分以上突き放した逃げ切り。詳しいタイムは記事に載ってなかったが、「完全独走」だったって聞いてるぞ 。
第15ステージ:Muret → Carcassonne(169.3 km)

- ティム・ウェレンス(ベルギー/UAEチーム・エミレーツ) – 3h 34m 09s
- ヴィクトール・カンペナーツ(ベルギー/Visma) +1’28″
- ジュリアン・アラフィリップ(フランス/Tudor) +1’36″
- ウォウト・ファンアールト(ベルギー/Visma) m.t.
- アクセル・ローランス(フランス/Ineos) m.t. (続く…)
★ウェレンスは43 km前からの独走逃げ切り。ようやったぜ!
第15ステージ後 総合成績 トップ10

順位 | 選手名 | チーム | 総合タイム/差 |
---|---|---|---|
1 | タデイ・ポガチャル | UAEエミレーツ | 54h 20m 44s |
2 | ヨナス・ヴィンゲゴー | Visma | +4’13″ |
3 | フローリアン・リポヴィッツ | Red Bull – BORA | +7’53″ |
4 | オスカー・オンリー | Picnic | +9’18″ |
5 | ケヴィン・ヴォークラン | Arkéa | +10’21″ |
6 | プリモシュ・ログリッチ | Red Bull – BORA | +10’34″ |
7 | フェリックス・ガル | AG2R | +12’00″ |
8 | トビアス・ヨハネッセン | Uno‑X | +12’33″ |
9 | カルロス・ロドリゲス | Ineos | +18’26″ |
10 | ベン・ヒーリー | EF Education | +18’41″ |
(ポイント/山岳/新人賞ジャージ詳細は別まとめでやるけど、直近の話題ならこのへんで満足だろ?)
解説

- ウェレンス爆発!! 独走43 kmを持たせるとは、UAEの「総合狙いつつ逃げも取る」二刀流戦略が冴えてたな 。
- ポガチャル安心! 危なげなくメイン集団でゴール。総合リード4’13″キープ、連覇に向けて盤石だ 。
- リポヴィッツ&オンリー台頭中! 若手の布陣が脆弱なGC層に厚みを増したぞ 。
- アラフィリップ、痛みを押して3位! 肩脱臼&ラジオ不良だけど、ステージ表彰台を死守 。
- ヴィンゲゴー安定…とはいかない 相変わらずタイム差は大きく、総合逆転は相当難しい状況。
- EF Education連携でヒーリー守るも… 総合10位前後で粘り込み中。休養ステージをどう生かすかが鍵か。
総まとめ

- ステージ結果 ウェレンス独走勝利!カンペナーツも強襲入賞、アラフィリップ根性!
- 総合結果 ポガチャルが首位キープ。ヴァンゲゴー、リポヴィッツ、オンリーら若手が上位を固めてくる流れ。後半戦への布陣が固まってきたな。
これがロード上級者の心拍数を上げる“今”の状況だ。次の山岳ステージ(Mont Ventoux直前)でどう動くか……それこそが真の勝負所になるだろ
コメント