Speedplay(スピードプレイ)のロードバイクペダルは、独自のデザインと機能性で知られており、特にプロライダーからの支持も厚いブランドです。以下に、Speedplayペダル各モデルの特徴、メリット、デメリット、使い勝手についてまとめます。
各モデルの比較表
Speedplayのロードバイクペダル各モデルの比較表を以下にまとめました。主要な特徴、メリット、デメリット、使い勝手について記載しています。
モデル | 特徴 | メリット | デメリット | 使い勝手 |
---|---|---|---|---|
Speedplay Zero | 両面エントリー、フロート範囲0°~15°調整可能 | – 両面エントリーでキャッチしやすい – フロート調整が広く膝に優しい – 低スタックハイトで効率的なパワー伝達 | – クリートメンテが手間 – クリートが大型でシューズの歩行時に違和感 | 競技志向のライダーやツーリングライダーに最適 |
Speedplay Aero | エアロダイナミクス重視、両面エントリー | – 空気抵抗を最小化 – フロート調整可能 – 両面エントリーで素早いキャッチ | – エアロ性能以外の場面ではオーバースペック – 価格が高い | タイムトライアルやトライアスロン向け |
Speedplay Nano | チタンシャフトとカーボンボディ、最軽量モデル | – 非常に軽量 – 高耐久性と剛性 – Zeroの全ての利点 | – 価格が非常に高い – チタンシャフトのため重量制限あり | ヒルクライムや軽量化を重視する競技志向のライダーに最適 |
Speedplay Comp | Zeroベースのエントリーモデル、両面エントリー、フロート調整可能 | – 両面エントリーで使いやすい – フロート調整可能 – コストパフォーマンス高 | – 高負荷な使用にはZeroほど剛性がない – クリートのメンテナンスが手間 | 初心者やコスト重視のライダーに適している |
Speedplay Ultra Light Action | 低テンションでクリートリリース、両面エントリー | – クリートのリリースが簡単 – 両面エントリーで素早いキャッチ – フロート調整可能 | – 激しいライドでは外れやすい可能性あり – ハードな競技には不向き | 初心者やトライアスリート向け、扱いやすさが特徴 |
この表を参考に、ライディングスタイルや目的に合ったSpeedplayペダルを選ぶと良い
各モデルの特徴
Speedplay Zero
- 特徴: Speedplayの代表的なモデルで、両面エントリーが可能なデュアルサイドデザインが特徴。クリートのフロート範囲は0°~15°まで調整可能。
- メリット:
- 両面エントリーにより、どの位置でもクリートがキャッチしやすい。
- フロート調整が広く、ライダーの膝や足に優しい設計。
- ペダルのスタックハイトが低く、より効率的なパワー伝達が可能。
- デメリット:
- クリートのメンテナンスが他のペダルよりも手間がかかる。
- クリートが大型で、シューズのウォーキング時に違和感がある場合がある。
- 使い勝手: 競技志向のライダーからツーリングライダーまで幅広く対応。特に膝に問題があるライダーや、フロート調整の自由度を求めるライダーに最適。
Speedplay Aero
- 特徴: エアロダイナミクスを重視したモデルで、ペダルとクリートが一体化したような形状。Zeroと同様に両面エントリーが可能。
- メリット:
- 空気抵抗を最小限に抑える設計で、タイムトライアルやトライアスロンに最適。
- Zeroと同じくフロート調整が可能で、膝への負担を軽減。
- 両面エントリーで、素早いペダルキャッチが可能。
- デメリット:
- 特化したエアロ性能が必要な場面以外ではオーバースペックになる場合がある。
- 価格が高めで、一般ライダーには手が届きにくい。
- 使い勝手: エアロダイナミクスを重視するレースやタイムトライアルに最適。競技以外の用途ではそのメリットが活かしづらいが、特定のシチュエーションでは非常に優れたパフォーマンスを発揮。
ワフー SPEEDPLAY AERO (スピードプレイエアロ) wahoo 価格:44000円 |
Speedplay Nano
- 特徴: 最軽量モデルで、チタンシャフトとカーボンボディを採用。Zeroと同様のデザインで、フロート調整が可能。
- メリット:
- 非常に軽量で、特にヒルクライムや軽量化を追求するライダーに最適。
- Zeroのすべての利点を持ちながら、さらに軽量化されている。
- 高い耐久性と剛性を兼ね備えている。
- デメリット:
- 価格が非常に高く、手が届きにくい。
- チタンシャフトのため、重量制限がある。
- 使い勝手: 軽量性を重視する競技志向のライダーに最適。特にヒルクライムやレースにおいて、その軽さが大きなアドバンテージとなる。
価格:66000円 |
Speedplay Comp
- 特徴: Speedplay Zeroをベースにしたエントリーモデルで、比較的価格が抑えられている。両面エントリーとフロート調整機能を持つ。
- メリット:
- Zeroと同じく両面エントリーで使いやすい。
- フロート調整が可能で、膝に優しい設計。
- Zeroよりも価格が抑えられており、コストパフォーマンスが高い。
- デメリット:
- 高負荷な使用にはZeroほどの剛性がない。
- クリートのメンテナンスはやや手間がかかる。
- 使い勝手: 初心者やコストを重視するライダーに最適。Zeroの機能をほぼ維持しつつ、価格が抑えられているため、エントリーモデルとして優秀。
wahoo ワフー SPEEDPLAY COMP スピードプレイ コンプ ペダル イージークリートセット WFPRC1S53 価格:24750円 |
Speedplay Ultra Light Action
- 特徴: 低いテンションでクリートを外せる設計。Zeroと同様に両面エントリーが可能。
- メリット:
- クリートのリリースが非常に簡単で、初心者やトライアスロンに最適。
- 両面エントリーで、素早く確実なペダルキャッチが可能。
- フロート調整が可能で、膝への負担を軽減。
- デメリット:
- テンションが軽いため、激しいライドでは外れやすい可能性がある。
- ハードな競技やレースには不向き。
- 使い勝手: 初心者やトライアスリートに特に適しており、簡単にクリートを外せる点が特徴。激しい競技には不向きだが、扱いやすさが魅力。
まとめ
Speedplayのペダルは、独特のデザインと機能性を持ち、特に両面エントリーや広いフロート調整範囲が多くのライダーにとって魅力です。各モデルは、ライダーのニーズに応じて特化されており、競技志向のライダーから初心者まで、幅広いユーザーに対応しています。
- Zeroシリーズは、フロート調整の自由度や両面エントリーを求めるライダーに最適。
- Aeroはエアロ性能を重視するライダーに、Nanoは軽量化を追求するライダーに理想的です。
- Compはコストを重視しつつ、Zeroのメリットを享受したいユーザー向け。
- Ultra Light Actionは初心者やトライアスリートに特におすすめです。
Speedplayペダルのメンテナンスやクリートの扱いには少し慣れが必要ですが、その独自の利便性とパフォーマンスを享受するためには、十分に価値があるといえるでしょう。
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