新型 DOGMA F:究極の進化を遂げたオールラウンダー

PINARELLO DOGMA Fのプレミアムデザインと最新技術 この画像は、PINARELLO DOGMA Fのフレームをクローズアップしたもの。美しいグラデーションカラーが特徴で、高級感と独自のデザイン性が際立つ。エアロダイナミクスを重視した流れるようなトップチューブとヘッドチューブの形状が、空力性能向上に貢献。フレームにはTORAY M40Xカーボンを採用し、剛性と軽量性を両立。PINARELLOのブランドロゴが控えめに施され、洗練されたデザインが強調されている。まさに究極のエアロロードバイクを象徴する一枚。 フレーム

はじめに

2024年6月20日、新型 DOGMA F が正式に発表されました。2021年の初代 DOGMA F の登場から3年、見た目には大きな変化がないように思えますが、その性能は大幅にアップデートされています。

本記事では、新型 DOGMA F の特徴や進化点を詳しく解説し、どのようなライダーに最適かを専門的な視点で掘り下げていきます。

DOGMA F の特徴と進化ポイント

空力性能の向上

PINARELLO は、軽量化よりもあらゆるシーンで有効な空力性能の向上に焦点を当てています。新型 DOGMA F では、空力抵抗係数(CdA)を 0.2% 改善し、より高速巡航が可能になりました。特に、プロレースでは細かい空力性能の向上が大きなアドバンテージとなるため、今回の改良は大きな意味を持ちます。

フレームはエアロダイナミクスを重視した設計で、レッドとブラックのPINARELLOらしいカラーリングが施されています。
フレームはエアロダイナミクスを重視した設計で、レッドとブラックのPINARELLOらしいカラーリングが施されています。

軽量化の実現

DOGMA F は、フレーム単体で 175g の軽量化に成功しました。さらに、完成車重量で 108g もの軽量化も実現。ホイールの選択次第では、SRAM RED 完成車で 6.63kg という驚異的な軽さを誇ります。

M40Xカーボンの採用により、DOGMA F はさらなる剛性と軽量性を手に入れ、究極のオールラウンドバイクへと進化していることが伝わる内容です。
  • 新素材の採用
  • DOGMA F に新たに M40Xカーボンファイバー を採用
  • INEOS GRENADIERS のテストを経て開発
  • 特長と効果
  • 高い引張剛性を持つ新しいカーボンレイアップ
  • 横剛性の向上 に貢献し、さらなるパフォーマンス向上を実現
  • 引張弾性率(Tensile Modulus)の比較
  • T700 < T900 < TORAYCA T1100G < TORAYCA M40X の順で向上
  • M40X が最も高い剛性を誇る

高弾性率カーボンM40Xの採用

フレーム素材には、東レの M40X カーボン を採用。M40X は極めて高い引張強度を持ち、横剛性を向上させることで、ねじれ剛性と加速性能を向上させています。これにより、スプリントやアタック時の反応性が格段に向上し、より「勝つためのバイク」に進化しました。

PINARELLOの最新ロードバイクDOGMA Fのクローズアップショット。鮮やかなイエローのフレームが特徴的で、エアロダイナミクスを追求した独特な形状のヘッドチューブと一体型ハンドルバーが印象的。フロントフォークの曲線も滑らかで、剛性と快適性のバランスが取れた設計が際立つ。内装ケーブルルーティングにより、空気抵抗を最小限に抑え、クリーンなルックスを実現。最新技術が詰め込まれた、PINARELLOのフラッグシップモデルらしい洗練されたデザインが強調されている。

PINARELLOのフラッグシップモデルDOGMA Fの最新デザイン。空力性能を向上させるエアロダイナミクス形状のヘッドチューブと一体型ハンドルバーが特徴。

フレームにはTORAY M40Xカーボンを採用し、剛性と快適性を両立。内装ケーブルルーティングにより空気抵抗を最小限に抑え、スムーズなライディングを実現。

軽量かつ高剛性な設計で、レース志向のライダーに最適な一台。最新のロードバイクテクノロジーを駆使した、究極のエアロオールラウンダー。


DOGMA F のスペック一覧

PINARELLO DOGMA Fのプレミアムデザインと最新技術

この画像は、PINARELLO DOGMA Fのフレームをクローズアップしたもの。美しいグラデーションカラーが特徴で、高級感と独自のデザイン性が際立つ。エアロダイナミクスを重視した流れるようなトップチューブとヘッドチューブの形状が、空力性能向上に貢献。フレームにはTORAY M40Xカーボンを採用し、剛性と軽量性を両立。PINARELLOのブランドロゴが控えめに施され、洗練されたデザインが強調されている。まさに究極のエアロロードバイクを象徴する一枚。
項目内容
フレーム素材高弾性率カーボン(TORAY M40X)
フレーム重量800g(サイズ未公表)
完成車重量最軽量構成で 6.63kg(SRAM RED 搭載時)
コンポーネントShimano Dura-Ace Di2 / SRAM RED eTap AXS
タイヤの太さ最大32mm対応
ジオメトリレース向けエアロオールラウンド設計
エアロ性能空力抵抗係数 0.2% 改善
剛性M40X による横剛性向上
ブレーキタイプディスクブレーキ

ジオメトリーの特徴と評価

PINARELLO DOGMA F:究極のエアロロードバイク

この画像は、PINARELLOのフラッグシップモデルDOGMA Fをスタイリッシュに撮影したもの。フレームはエアロダイナミクスを極限まで追求した設計で、ヘッドチューブからリアトライアングルにかけて流れるようなシルエットが特徴。マットブラックとレッドのグラデーションカラーが高級感を演出し、ロードレースシーンでの圧倒的な存在感を示している。ディープリムホイールやSRAM RED AXSコンポーネントが搭載され、空力性能と剛性を最大化。まさに勝利のためのエアロオールラウンドバイクを象徴する一台。

DOGMA F のジオメトリーは、従来の DOGMA シリーズと同様に攻撃的なポジションを維持しつつも、剛性と快適性のバランスを最適化しています。

項目星評価コメント
ハンドリング★★★★★高速域でも安定しつつ、鋭いコーナリング性能を発揮
振動吸収性★★★★☆M40X により剛性を維持しながらも、快適性が向上
反応速度★★★★★スプリント時の加速性が抜群に向上
ペダリング効率★★★★★剛性向上によりパワー伝達が向上し、無駄のないペダリングが可能
ダウンヒル性能★★★★☆空力性能の向上により、安定した下り性能を確保

どのようなライダーに最適か?

新型 DOGMA F は、軽量化と空力性能のバランスが絶妙に取られたオールラウンドバイクです。そのため、以下のようなライダーに特におすすめです。

  • プロ & エリートレーサー:レースシーンでの決定的なアドバンテージを求めるライダー
  • ヒルクライム & クリテリウム志向のライダー:軽量でありながら空力性能も高く、様々なレースに対応可能
  • 高性能バイクを求めるホビーライダー:予算が許すなら、最高峰のバイク体験を提供

インプレッション:ライダーの感想

新型 DOGMA F をテストしたライダーの感想をまとめると、以下のような評価が得られました。

  • 「とにかく乗りやすい。ペダリングした瞬間から気持ち良い加速をする。」
  • 「剛性が向上しているのに、快適性が確保されているのが驚き。」
  • 「まさに勝つためのバイク。プロ向きの味付けだが、万人にとっても乗りやすい。」
  • 「初心者にもおすすめできるが、価格がネックか。」

おすすめのホイールセット

DOGMA F の性能を最大限引き出すためのホイールセットを紹介します。

ホイール特徴
BORA ULTRA WTO 45空力性能と軽量性のバランスが良く、オールラウンドに最適
ZIPP 454 NSWエアロ性能を最大化しつつ、横風安定性にも優れる
DT SWISS ARC 1100 50mm反応性とエアロ性能のバランスが取れたレース向け

まとめ:DOGMA F は「究極のオールラウンダー」

新型 DOGMA F は、空力と軽量性の完璧なバランスを実現した PINARELLO のフラッグシップモデルです。プロレースでの使用を想定しながらも、一般ライダーでも扱いやすく、まさに「究極のオールラウンダー」と言えるバイクに仕上がっています。価格面でのハードルはありますが、その性能を考えれば納得のいく一台でしょう。

新型 DOGMA F を手に入れ、次のレベルのライドを体感してみてはいかがでしょうか?

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