完璧なバランスを追求したDOGMA F

フレーム

ピナレロのDOGMA Fは、すべてのライダーにとって夢のようなバイクです。エアロバイクとクライマーバイクを一台に統合し、あらゆる地形で高性能を発揮することを目指しています。この「万能さ」を実現するために、ピナレロは細部にわたる技術革新を取り入れてます。

空力性能を徹底的に追求

DOGMA Fでは、空力性能がバイク全体の設計に大きく影響しています。フレームの形状は風の抵抗を最小限に抑えるために最適化されており、「FLATBACK」デザインがそれを実現します。これはUCI(国際自転車連合)の規制に基づき、空力効率と横風への耐性を兼ね備えた設計です。特にシートポストの改良により、前モデルに比べて30%もの空気抵抗を削減し、ライダーのスピードを無駄なく引き出します。

また、フォークの先端にある「ForkFlap」技術が、ホイール周りの乱流を抑えることで、よりスムーズな走行を可能にします。このようなディテールにこだわることで、DOGMA Fはあらゆる地形でのパフォーマンスを高めています。

2. 世界最高峰のカーボンファイバー

バイクの素材には、東レのエクストリームパフォーマンスカーボンファイバーが使用されています。この素材は、軽さと強度のバランスを極限まで追求し、ピナレロ独自のテクノロジーによってさらに強化されています。特に、ナノアロイ技術が適用されており、これにより耐衝撃性と安全性が向上しています。軽量でありながら剛性が高いため、ライダーのパワーを効率よく推進力に変えることができます。

3. 非対称フレームデザインの秘密

ピナレロの左右非対称デザインは、ペダリング時の力のかかり方を考慮したものです。左右のバランスを微調整することで、ペダルを踏んだときの力がフレーム全体に均等に伝わるようになっています。これにより、より効率的なパワー伝達が実現し、長時間のライドでも安定したパフォーマンスを維持できます。

4. 内装ケーブルでさらにスッキリ

DOGMA Fは「TiCR」内装ケーブルシステムを採用しており、バイクの外観がすっきりしているだけでなく、空力性能も大幅に向上しています。このシステムは、機械式および電子制御式の両方のグループセットに対応し、すべてのケーブルをフレーム内に隠すことで、風の抵抗を最小限に抑える設計です。また、ハンドルバーとフレームの一体感を高め、バイク全体の美しさを際立たせています。


DOGMA Fの魅力を引き出すおすすめの使い方

DOGMA Fは、あらゆる地形で活躍できるオールラウンドバイクです。そのため、次のようなシーンで特に力を発揮します。

マサ
マサ
  • ヒルクライム:軽量で剛性が高いため、急な登りでも力強くペダルを踏むことができます。
  • スプリント:エアロ性能に優れているため、平坦な道でもスピードをキープしやすく、ラストスパートに強い。
  • ロングライド:非対称フレームとカーボン素材が路面からの衝撃を吸収し、快適なライドをサポートします。

どのシーンでも最高の性能を発揮できるため、アマチュアからプロまで幅広いライダーに対応します。

インプレッションを交えた詳細レビュー

DOGMA Fに乗ると、その剛性の高さと反応の良さから、まさにプロレーサーのために開発されたバイクであることを感じさせます。踏むとすぐにバイクが進むため、ついペダルを強く踏んでしまいがちですが、長距離では疲れが溜まることもあるため、基本的には回すペダリングで走るのが理想的です。

ピナレロは、空力、剛性、重量を極限まで追求しつつも、美しいデザインと芸術的なシルエットを実現しました。これは、他のブランドではなかなか真似できない独自の魅力です。

平坦路、山岳コース、アップダウンのあるルートなど、どんな地形でも最高のパフォーマンスを発揮できるDOGMA F。まさに究極のオールラウンドバイクと言えるでしょう。その性能の高さは、ライダーにとって間違いのない選択です。

巡行性能 – 高速域での安心感と快適さ

DOGMA Fは、フレーム剛性が高いため、踏んだ際の加速がとても速いです。その剛性のおかげで、ペダルに力を込めるとバイクが即座に反応し、推進力を感じることができます。それでも、40〜50km/hでの巡行時には直進安定性がしっかりと保たれ、ピナレロならではのバランスの良さが際立っています。

軽量化されたフレームでも安定感は損なわれることがなく、不安定な感じは一切ありません。特にフルインターナルケーブルシステムと空力を考慮したフレーム形状が、スピードを出すのも維持するのも楽にしてくれます。DOGMA Fに乗ると、速く走ることが自然なことのように感じるほどです。

登坂性能 – 軽さと剛性が生むクライミング力

登り坂においても、DOGMA Fの巡行性能の高さがアドバンテージになります。斜度の緩い登りでは、速度を保ちながら進む感覚があり、重力に負けて減速していく感じが少ないです。斜度がきつくなると、フレームの剛性がさらに活きてきます。ペダルをしっかりと踏み込むと、そのパワーがダイレクトに前進力へと変わり、ライダーを確実に前へと押し出します。

ハンドリング – 自然なコーナリングと優れた反応

ピナレロ独特のハンドリングはDOGMA Fでも健在で、コーナーではバイクが自然に倒れ込み、スムーズにインに切り込む感覚が楽しめます。前モデルのF8に比べると少しマイルドな印象がありますが、それは装着していたホイールのハイトが高かったため、直進安定性が増してそう感じたのかもしれません。

剛性が高いため、ペダルを踏んだときの反応が非常に鋭く、バイクが期待以上に前へ進む感覚があります。F8と比べると、加速がさらに軽やかで速く、乗っていて非常に気持ちが良いです。剛性が高いにもかかわらず、硬すぎて脚が跳ね返されることはなく、しっかりとペダリングを回すことができます。

ダンシング – 適切な重心移動がポイント

ダンシングをする際、DOGMA Fでは適度な重心移動が必要です。リアに荷重をかけつつ踏むと、しっかりとトラクションがかかり、バイクが力強く加速します。軽く適当なダンシングではリアタイヤが跳ねることがあるため、意識的にバイクを操作することが求められます。

最後に

ピナレロのDOGMA Fは、美しい均衡を追求した結果、究極のオールラウンドバイクとして誕生しました。最新の技術とデザインが詰め込まれたこのバイクは、あらゆる挑戦に応え、ライダーの可能性を広げてくれます。

PINARELLO ( ピナレロ ) ロードバイク DOGMA F DISK ( ドグマ エフ ディスク ) デュラエース Di2 12S D401 イネオス チームエディション 46.5(適正身長160cm前後)

PINARELLO ( ピナレロ ) ロードフレーム DOGMA F DISK FRAME SET ( ドグマ F ディスク フレームセット ) E135 スピードスター ホワイト 50(適正身長目安170cm前後)

PINARELLO ( ピナレロ ) ロードフレーム DOGMA F DISK FRAME SET ( ドグマ F ディスク フレームセット ) E128 ソニック グリーン 51.5(適正身長目安175cm前後)

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